開示が求められる非財務情報とは
財務情報でよく公開されているのは売上高や営業利益です。上場企業については明確な基準が設けられており、基準に沿った開示が必要になります。
一方、非財務情報とは財務以外の情報です。例えば「環境」「社会」「ガバナンス」と言われるESG情報は非財務情報になります。

非財務情報の公開基準とは
財務情報でよく公開されているのは売上高や営業利益です。上場企業については明確な基準が設けられており、基準に沿った開示が必要になります。
一方、非財務情報とは財務以外の情報です。例えば「環境」「社会」「ガバナンス」と言われるESG情報は非財務情報になります。

非財務情報の公開基準とは
非財務情報は世界中にさまざまな基準があり、それらの基準を参考にしながら格付機関などが企業の採点内容に盛り込んでいます。これらの基準に沿って開示していくことで上場企業だけでなく、非上場企業でも市場から大きな信頼を得ることになります。市場から信頼を得ることができれば、より多くの取引に繋がることでしょう。
非財務情報開示基準として有名なものをいくつか紹介します。

・TCFD（気候関連財務情報開示タスクフォース）
　　→G20財務大臣および中央銀行総裁からの要請で金融安定理事会が公表。気候変動に関する開示項目を設定。
・GRIスタンダード
　　→世界の大手企業の上位250社のうち、75％が利用していると言われる。NPO：Global Reporting Initiativeが公表。
・SASB
　　→米国向けの非財務情報開示基準であり、米サステナビリティ会計基準審議会が公表

その他にもISO等のさまざまな基準が存在しています。
また、IFRS財団評議員会は国際サステナビリティ基準審議会（ISSB）の設立をすることが発表され、今後さらなる基準の統一化や強化が行われる可能性が高まっています。

続く（非財務情報の開示に向けた活動とは）
　前回の内容はこちら（企業に求められる情報開示とは）

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